M.T

私は1年生の頃から、この留学プログラムに参加したいと思っていました。英語のスキルアップに加えて、英語で経営学の授業を受けることができるという点は私にとってとても魅力的だったからです。とはいえ、私は今まで海外渡航の経験がなく、家族と4ヶ月も離れて生活するということも初めてだったため、最初はとても不安でした。言葉も文化も違う土地で、本当にやっていけるのか自信がありませんでした。しかし、そんな不安は杞憂に終わりました。アメリカでの生活は、発見と驚きの連続で、毎日がとても楽しかったからです。
この留学を通して、私は物事に対する考え方が前向きで、柔軟になりました。私は元々消極的な性格で、一旦周りの様子を見てから行動するタイプでした。しかし、授業を通して先生方が何度も、「分からないことは悪いことじゃない、分からなかったら質問することはとても大切な事だよ」というのを教えてくださったり、アメリカの人々の、常にポジティブな性格に影響されたことによって、分からなくてもとりあえず英語で話すことを挑戦してみよう、という気持ちになりました。英語で話したり、文を理解したりすることは難しいことも沢山ありました。特に経営学の授業では、日本語でも理解することが難しい専門用語がたくさん出てきたりしました。しかし、理解するために寮のメンバーと一緒に勉強したり、単語を調べたりすることで、自ら机に向かって勉強する習慣がついたと思います。
寮の仲間たちはほとんど話したことのないメンバーばかりでのスタートでしたが、毎日一緒に生活し、休みの日はRAと一緒に買い物をしたり、ご飯を食べに行ったりする中で、すぐに仲良くなりました。1人になりたい時は部屋で、寮の仲間達と話したい時はリビングで、それぞれ自分の時間を過ごすことが出来るので、英語漬けの毎日でも息抜きできる場があったというのは自分の中でも大きかったと思います。
また、イベントには”ガチ”なアメリカの文化も私にとって新鮮で楽しかったことを覚えています。ハロウィンの時期にはそこらじゅうの家々がリアルな飾り付けをしていたり、ハロウィンパーティーではそれぞれメイクや仮装を考えて盛り上がりました。サンクスギビングでは、ホストファミリーやRAの家に招かれ、まるで本当の家族かのように一緒に豪華な食事を楽しんだりしました。他にもたくさんのイベントがあるので、毎日楽しいことだらけだと思います。
最後に、この留学を通して、アメリカの人々との触れ合いや異文化体験、かけがえのない仲間ができたことは、私にとって素晴らしい体験になったと思います。このような経験をさせて頂けたことに感謝しながら、これからも勉学に励みたいと思います。