• 2021/11/04

    フィールドワーク

キラリと光る、地域企業の魅力を現地取材!の活動を終えて

実践活動の目的

この実践学習では、二つの目的が提示されていた。一つ目は、普通の就職活動では出会えないような企業の経営者や現場での話を聞き、ものづくり企業の魅力を学ぶ事であった。二つ目は、働きやすさに関する取り組みを研究し、これからの社会でどのような働き方が求められているのか、自分は将来どのような働き方をしたいのかというような、「働く」ということについて考える事であった。

 

実践活動の概要

まず始めに、3人1組でグループになり、1日約3社の経営者や社員への取材を3日間行った。取材をする前に企業の情報を徹底的に調べ、それをもとに質問内容や取材の流れをグループで考えた。取材を通して、それぞれの企業で特徴が違い、考え方も様々であることがわかった。
次に、取材した内容をまとめ、それぞれの企業の魅力や働き方への考え方を伝えるためのパワーポイントを作成した。
次に、取材した企業の経営者や社員の前で、作成したパワーポイントを使って企業の魅力についてのプレゼンテーションを行った。
最後に、実践活動で自分が成長した点や、反省した点、メンバーのよかった点を話し合い、今回学んだことを今後どのように活かして行きたいかを考えた。

 

活動から得た学び・発見

取材に向けての事前準備、取材、プレゼンテーションという一連の流れを通してたくさんのことを学ぶことができた。
事前準備ではグループで取材する内容を話し合う中で協力することの大切さに改めて気づかされた。多くの取材内容を一人で取捨選択、並べ替えをすることはできなかったと思う。グループのメンバーが積極的に意見を出し合い、協力することで完成させることができた。
取材では自分の強みと弱みがとても浮き彫りになったと感じている。
ただ質問をして答えてもらうだけではなくその答えに対してレスポンスをしなければならない。
私は日常の生活においてコミュニケーション力が乏しいと感じたことはなかった。
しかしそれは知人や友人のような日頃から慣れ親しんでいる人だから感じなかっただけで、初対面かつ企業の社長となるとうまく返すことができなかった。
一方で、受け入れ先の方には、話を真剣に聞いて理解しようとする姿勢が伝わると言って頂けた。そういった意識をもって話を聞いているつもりはなかったので、新たな自分の強みに気づくことができた。
プレゼンテーションをして感じた私の弱みは話し方である。自分の中では明るく話しているつもりでも聞き手にはそれが伝わっていなければ意味がない。だから相手に伝わる話し方を今後の学生生活の中で身に着けていきたい。
強みとしては、パワーポイントの資料の流れが分かりやすいと言って頂けた。人に伝わる話し方を身に着け、自分の強みである分かりやすい資料が合わさればもっと良いプレゼンテーションができると思うのでこれから頑張りたい。

 

振り返りと次への準備

新型コロナウイルスの影響で、この実践学習で一番楽しみにしていた現地取材は出来なかったがオンライン取材を行ったからこそ、そこでしか得られないことがたくさんあった。その1つが相手とのコミュニケーションの取り方である。対面で話すときとオンラインで話す時では、自分の気持ちの伝わり方が全く違う。オンラインではやはり実際に相手の目を見て話すことができず、また声の聴きとりやすさも違うために対面の時よりもリアクションを大げさにすることや、相槌をすることが気持ちのいいコミュニケーションに繋がる。私はオンラインで年上の方とコミュニケーションを取るという機会が今までなかったために、今回の実践学習で初めての経験となった。取材をしていくうちに段々とコツを掴むことができたので実際に現地に訪れて取材をするよりもコミュニケーションという面ではたくさんのことを学べる良い経験となった。

今回の実践学習では取材や企業様に向けての成果発表を通して自分の強みや弱み、課題点を知ることができた。これからプレゼンテーションをする機会や就職活動でたくさんの企業と関わる機会が増えてくるが、今回の活動でこうすれば良かったなどという反省や褒めていただいた強みを活かして頑張っていきたいと思う。

 

(経営学部 2年 村上理奈 田中葵、1年 吉岡花純)

ARCHIVE

入試情報

資料請求