• 2021/04/05

    インターンシップ

神戸市にさんがろくプロジェクトに参加して

実践活動の目的

まず私は、祖父母が神戸で農業をしていて農業に興味があったのでこのプロジェクトに参加した。そして、自分達自身で商品開発や販売を体験できるということで、マーケティングなどの授業で習ったことも実際に体験することで新たに学べることもあるのではないかと考えた。また私は将来就きたい職業もまだ決まっていないので、自分が楽しいと思えることや興味のあることを見つけることができるかもしれないと思い、このプロジェクトに参加した。

実践活動の概要

2020年8月6日から2021年3月28日に、他大学の学生と共に、神戸市はいちじく生産量が多く有名なのにも関わらず、あまり食べたことのない人(特に若者)や、おいしさを知らない人が多い現状を少しでも変えることができればと考え、「神戸市のいちじくの認知度向上」をテーマに、神戸市のいちじくを使った商品開発・販売を行った。

具体的には、神戸市岩岡町のいちじく農家さんを見学させていただいていちじくの育て方や出荷方法などのお話を聞かせていただいたり、キッチンスペースを借りて商品の開発を行ったりした。最初の方は、いちじくとホワイトチョコが合うことが分かり、それらを組み合わせた商品を考えていたが、販売時期が春頃になるので冷凍いちじくを使って作らなければならないことや保存方法を考慮すると商品化するのは難しいと判断し、そこからいちじくチャツネを商品化することにして活動を進めた。様々な大学から学生が集まっていたので、商品開発、広告宣伝、デザインの3つのグループに分かれて活動し、私は商品開発チームとして取り組んだ。商品開発では、何度も何度も味見をしながらメモを取り、微調整して商品化するものを完成させた。また、チャツネというあまり馴染みのない商品なのでいちじくチャツネを使ったレシピもたくさん試食して自分たちで考えて作成した。

最終的には、商品開発をして完成したチャツネを入れた瓶にデザインチームが作成したラベルを貼り付け、デザインチームが考えて作った20種類の柄がある巾着に入れて1200円で販売し、約90個用意していた商品の内76個を売ることができた。

 

実践活動での学び・発見

私は、今回の活動で初めて自分たちで商品を開発し、販売するということを経験した。商品を売るまでに、正直私が想像していた3倍くらいするべきことが多くて驚いた。まず、自分たちが売る商品についての知識を深めるところから始まり、何度にもわたる商品開発、栄養成分表示などのラベル・レシピ集の作成、広告・宣伝用の文章作成、ラベルやレシピ集のデザインなど、たくさんの工程を経てやっと販売にたどり着くことができた。そして、その中で気づいたのは、色々な部門の人が協力しないと1つのものは作れないということだ。それは、私が今回担当した商品開発チームだけではどれだけ美味しい商品を作れてもデザインが疎かだったり宣伝ができていなかったりして売ることができなかったと思う。今回の活動では、商品開発、デザイン、広告宣伝のチームがそれぞれ役割を果たし協力できたからこそ成功できたのではないかと思う。

 

振り返りと次への準備

今回の実践活動では、ほぼすべての活動日に積極的に参加し主体的に動けたので良かったと思う。初めての体験をして難しさと共に楽しさにも気づけたので、次の実践活動でも楽しみながら色々な経験をして学んでいきたい。

(経営学部2年福田梨華 ※活動は1年生時)

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