• 2021/08/26

    フィールドワーク

旧居留地ハイカラプロジェクト 前期の報告会を終えて

実践活動の目的
神戸を代表するエリアの1つである旧居留地。このエリアをとりまく現状についてデータの収集と分析を行い、旧居留地の更なる活性化のためのPR方針や施策・イベントを立案することがこの実践活動の目的である。

実践活動の概要
最初に平日・休日の両日でまち歩きを行い、旧居留地の魅力・特徴などを探る。その後、どんなまちだと感じたのか、足りないものは何かをKJ法を使ってまとめた。その中で、より多くの人に旧居留地を訪れてもらうために、現在の旧居留地を詳しく知る必要があると分かった。

次に旧居留地で働くワーカーさんに向けてのGoogleアンケートの実施と、旧居留地で営業しているお店にヒアリングインタビューを行った。466件のアンケート回答と、小売・飲食店などを含む27企業にヒアリングインタビューを行えた。これらを通じて、現在の旧居留地に足りていないものや、今後どのように旧居留地を発展させていくことができるかについて分析し、中間報告会をおこなった。

 

活動から得た学び・発見
今回の活動では旧居留地が抱える問題点を明らかにするために、実際に現地で働いているワーカーさんに対して、2グループに分かれてインタビューをおこなった。そしてインタビューを踏まえた問題点の分析・改善提案を行いました。インタビューの際に業種別に日程調整アポイントを取り、インタビュー内容を考えることは簡単ではありませんでしたが、実際にワーカーさんにお話を伺うことで得たビジネスマナーなど貴重な経験を得ることができました。

また、アンケート調査をするにあたり、ただ聞きたいことを並べるだけではアンケート調査としては不十分で、アンケートの回答者が答えやすい質問をしなければならないというご指摘をいただきました。フィールドワークをおこなううえで一番大切で、忘れてはいけない回答者の視点を教えていただきました。ワーカーさんに対するインタビューでは、実際に現地で働いているからこそ感じることができる貴重な意見をいただくことができました。

前期最終報告会ではインタビューとアンケートに基づいた旧居留地の地域づくり提案をさせていただきました。私たち大学生ならではの柔軟な発想がいかに重要かを知ることができました。

 

振り返りと次への準備
このフィールドワークは前期・後期と1年間にわたる長期的なプログラムなので他のプログラムより密度の高い活動だと感じます。前期は旧居留地が持つ魅力や問題点などを半年間かけて調査しました。昨年の実践学習はコロナウイルスの影響でzoomでの会議などを中心とした活動が多かったです。

今回の旧居留地ハイカラプロジェクトの活動メンバーの多数が、学外でのフィールドワークに初めて参加していました。実践活動は実際に学外に出て活動することの楽しさを体験できたり、ビジネスマナーを知ることができるのが醍醐味だと思うので、この活動に参加できて嬉しく思います。後期は前期で経験した活動を活かし、今回提案させていただいた案を基に旧居留地の魅力を発信していきたいと思います。

(経営学部2年 川原咲良・湯ノ谷瑠海)

 

ARCHIVE

入試情報

資料請求