実践活動の概要
六甲山上で行われるアート展覧会、六甲ミーツ・アートというイベントを通じて、参加者や来場者にインタビューを行いました。そしてインタビューで得た回答を集計し、振り返りを行い、まとめました。その後自分たちが体感したこと、イベントに参加していた人の意見を聞いて、意見交換を行い、改善点や伸ばしていく点、今後の展望を見つけていくことをしました。活動としては10/3~10/20の間に2~3人程度のチームで2日間かけて全12会場を訪問・参加観察を行いました。そして11/1・11/3に各会場で各チームが1日10組、合わせて100組にインタビューを行いました。インタビュー項目としては、六甲山に関することや、イベントに関すること、また来場されている方の滞在時間、来るまでにかかった時間、訪れた回数などを聞きました。
実践活動での学び・発見
効率よくインタビューを進めるために何を聞いてどのように声を掛けて、どのような人をターゲットとするのか戸惑いました。快くインタビューを引き受けてくれる方もいれば、戸惑いながらも答えてくれる方もいて、人によって接する難しさも学びました。インタビューをしていると、どうしてもマイナスな意見にばかり目が行ってしまいますが、そんな中プラスの意見も多く、自分の中で意見や考えに偏りが生まれてしまいました。均等に意見を聞けるようになりたいと、思いました。集計したデータを見て、意見交換をしましたが、自分では思いつかないことが、他の人から聞けてとても勉強になりました。この事はインタビューでも見られたことでした。自分の意見に縛られず、他の人からたくさんの意見を聞くことで、色々な視点から物事を見れるようになりました。人前で自分が思っていることを伝える難しさ、まとめる際の文書での言葉遣い、データを正しい方法で整理し、解析を行えるかどうかなど知らないことが多かったので、とても勉強になった実践学習でした。この先あるであろうイベント企画やプレゼンを行う際の、知識も少し学べたと感じた瞬間でした。
振り返りと次への準備
一番初めは、イベントの来場者として訪れたので、特に困ったことはなかったです。それと同時に、今まで気にならないようなところも意識して詳しく見れたので、とても楽しむことが出来ました。インタビューに関しては、最初は少し声を掛けるのに緊張しましたが、慣れてくると特に緊張もせず、リラックスして聞けたのではないかと思います。子ども連れで来られている方は、ノベルティを子供の人数分渡してあげると、とても喜んでいただけました。その事がとても印象に残りました。少しの気遣いだけでも、相手側にとって気持ちよく終われるのなら、その方法を見つけ、実践できたらと思いました。集めたアンケート結果をまとめて、解析する手順はその場だとすぐできましたが、日が経つと忘れることも多いので、使える時は使っていき、自分のものにしていきたいと思います。このようなフィールドワークは実際に自分で訪れて、直接人とコミュニケーションをとることができ、その場の雰囲気を感じることが出来るのが良いと思いました。しかしそれと同時に、天候にも左右されることも分かりました。雨の場合、晴れの場合で、事前の準備も変わってくることも学べました。本番だけできたとしても、それ以前に準備がしっかり整った状態でないと上手くいかないことが分かりました。この先は準備段階から本番をしっかり予測し、予定を立てていこうと思いました。今まで行ったことがないインタビューでしたが、思っていたよりも楽しく行えたのではないかと思います。そして何より知り合いでない人に声を掛けるという経験は少し自分の強みになったと思います。とても貴重な経験が出来たと思います。
(経営学部1年 三神夕渚)