実践活動の目的
今回の「花文化の普及に向けた、新しい取り組みの提案」という実践活動の目的としては大きく、題にもある通り、若者にもっと花に触れてもらうためにはどうすればいいのかということを考え、新商品やイベントを考えるということである。また他にも、グループに分かれて一つの商品を作り上げるということでクループでいかに協力できるのかが一つのポイントとなり、グループワークを通じてどのように新商品を作り上げるのかを考えることも実践活動の目的だと言えるであろう。
実践活動の概要
実践活動の概要としては最初に、花屋の現状分析を、日比谷花壇の店舗班や、花屋全体のネット調査班、店舗調査班、消費者調査班の計4 班に分かれて調査した。まずその調査結果を各班で報告しあい、その結果をもとに各班で新商品やイベントを考えて、考えたものを最終的には企業の皆様に報告するといった流れでこの活動は行われた。その中でも最も全部の班が力を入れて取り組んだのは、やはり新商品、イベントの提案である。今の時代、若者は花に触れ合う機会が少なくなっており、どうにかして若者にも花に触れ合ってほしいと日比谷花壇の方々は長年努力をされている中で、私たちが新商品やイベントを提案するということはなかなかプレッシャーである。そのためどの班も納得がいくまで何回も提案内容を練り直し、先生に支えてもらいながら最終提案に至ったということである。
実践活動での学び・発見
この実践活動を通じて学んだことは大きく2点挙げられる。一つ目は、新商品を開発する上でのプロセスについてである。この活動は始まってからすぐに班ごとに分かれて新商品、イベントの提案へむけて動き始めた。だが実際に最終の形になるまで約2ヶ月の月日がかかった。その期間の中で新商品のプレゼンの仕方や本当に世の中に求められている商品なのか。など試行錯誤を繰り返すことは、楽しかったと同時に難しさも学んだ。二つ目の学びとしてはプレゼン資料のデザインについてである。今まではただ資料のパッと見だけをよくしようというのが私のプレゼン資料を作る際の注意していた点であったが、今回の活動の資料作りの際に、重要な言葉の色は全て統一することや、配色は3色まで、資料の高級感の出し方など色々な面から資料に対してのアプローチの仕方を学ぶことができたということだ。このテクニックはこれからも使うことができるし、もっと磨きをかけることができると思うのでこれからもっと極めたいと感じる。
振り返りと次への準備
今回の「花文化の普及に向けた、新しい取り組みの提案」の実践活動を通じて経営学の大きなポイントであるマーケティングや、アンケートを実施したことによる市場調査という面ですごく貴重で、そして大切な経験ができたのではないかと思う。今後の授業、そして社会人になってからも有効的に活用していきたいと感じる。そして、次への準備として、この活動は後期にも引き継がれる予定なので実際に私たちが提案した商品、イベントをどういう風に形にするのか、また実現性をもっと高めるためにはどうすればいいのかを企業の方と話し合って解決していき、提案を実現させるために、活動者全体で協力していきたいと考える。
そして、今回の実戦学習では最後に、日比谷花壇さんの実際のアトリエ(作業場)でミニブーケを作らせていただいた。ブーケは一つの商品となるまで様々な工程をふんでいてとても難しいと感じた。だが、プロの方にアドバイスをいただきながらみんなで楽しみながら作ることができたと思う。実際に自分で作ったブーケはなんとなく不恰好ではあったが、母にプレゼントしたところ大変喜んでもらえた。私はこの日、改めてお花には人を笑顔にする力があることを実感した。そんなお花が一部の年齢層ではなく、今回の課題でもあるように「若者」にもっと触れてもらい、1人でも多くの人々の生活が豊かになればと思う。
(経営学科2年生 菊川菜々子)