• 2021/03/12

    インターンシップ

六甲ミーツ・アート芸術散歩2020(インターンシップ)

六甲山の魅力を現代アートを通じて楽しむ展覧会

今年で11回目の開催を迎える六甲ミーツ・アート芸術散歩は、六甲山の豊かな自然や歴史、文化などといった魅力を、現代アートを通じて楽しむことのできる展覧会です。この六甲ミーツ・アートは、六甲山エリアの芸術文化振興や情報発信、地域活性化、若手アーティストの育成など様々な目的を持っています。

活動内容は会場設営とイベント運営の2つ

活動内容は、大きく分けて会場設営とイベント運営の2つです。

参加されるアーティストの方々は、約2週間の設営期間内に会場で作品を制作します。私たちはそのサポートとして、会場の清掃や制作の手伝いをさせていただきました。六甲ミーツ・アートは全部で12会場と広い規模で実施されるため、バスや車で移動しながら、複数班に分かれて設営を行いました。また、今年は10年以上使われていなかったホテルを新たに会場として加えることになっていたため、ホテル内の家具の運び出しや、壁と床に付着したカビのふき取り作業もありました。なかなかの重労働ではありましたが、作品が生まれるための場所づくりという貴重な経験をさせていただけて、より作品への関心を持つことができました。

制作の手伝いは、オブジェの補強や材料運びなどがメインで、手伝いの途中はアーティストの方と何度かお話もさせていただきました。設営時期が8月の下旬から9月上旬で台風が接近していたこともあり、何度か屋内待機になることがありました。私が手伝いをさせていただいた海外のアーティストの方は野外展示だったので、作品に支障が出ないか心配していましたが、「僕の作品は雨が降ることでより味が出るからむしろありがたい。」と話されていたのをよく覚えています。与えられた環境をいかに自分のものにするかという考え方はたいへん参考になりました。

運営は、六甲ミーツ・アートの開催期間中、作品に欠損箇所がないか、来客者の危険行為がないかを巡回して確認するほか、コロナウイルス感染防止のために、人が手で触れる場所のアルコール消毒も行いました。その他にも、バスも待たずに会場の別エリアへ徒歩で移動可能な散策路の安全性の点検や、未来の自分に宛てた手紙を書くことができるワークショップの「未来郵便局」のスタッフ、有料会場の受付など様々な仕事をさせていただきました。作品を見た来場者の方々から様々な感想が聞けて、多くの価値観に触れることができました。また、イベントがトラブル無く運営されているのは、スタッフのサポートがあってこそだと気付くことができました。

広い視点で物事を捉えることで新しい価値観を得る

今回のインターンシップを通して、展覧会を開催するにあたり必要な仕事を知ったほか、広い視点で物事を捉えることによって、新しい価値観を得ることができるということを学びました。ここで得られた経験を、今後の実践活動や日常生活に活かしていきたいと思います。

(経営学部1年 出口杏奈)

 

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