• 2026/05/02

    フィールドワーク

「六甲ミーツ・アート」に参加し、来場者視点からイベントの魅力を分析しました

経営学部の実践学習の一環として、学生13人で「六甲ミーツ・アート」に参加し、実際に現地でのフィールドワークを通してイベントの魅力や課題について考察しました。本活動では、作品を鑑賞するだけでなく、「どのように人を集めているのか」「なぜ満足度が高いのか」といった視点から、来場者としての体験を分析することを目的としました。

フィールドワークのスタート地点

実際に現地を訪れて感じたのは、単なる展示ではなく、“体験として設計されているイベント”であるという点です。六甲山という立地を活かし、作品が点在していることで、来場者は自然の中を散策しながら次の作品へと向かう流れになっており、その移動自体も楽しめるようになっていました。「次はどんな作品があるのか」と期待しながら歩く体験は、滞在時間の長さや満足度の向上につながっていると感じました。

著者が六甲ミーツ・アートにて撮影

また、アンケートや口コミの内容をもとに来場者の声を分析すると、「非日常感を味わえる」「写真を撮って共有したくなる」といった体験価値が来場動機に大きく影響していることが分かりました。実際に現地でも写真を撮っている人が多く見られ、SNSでの拡散を前提とした空間づくりがされていると感じました。一方で、「アクセスの不便さ」や「移動の負担」といった意見もあり、こうしたマイナス要素を上回る体験価値をどのように提供するかが、集客において重要であると考えました。
さらに今回の活動では、美術館での展示としてゴッホ展も訪れました。六甲ミーツ・アートのような屋外型の体験と比較すると、ゴッホ展は作品そのものをじっくり鑑賞する空間であり、同じ「芸術体験」であっても、展示の形式によって楽しみ方が大きく異なることを実感しました。これまで私は、作品の内容を理解することばかりに意識が向いていましたが、今回の活動を通して「どのように見せるか」「どんな体験として提供するか」によって、芸術の価値は大きく変わるのだと気づきました。
また、友人と感想を共有する中で、自分では気づかなかった視点や感じ方に触れることができたのも印象的でした。同じ作品でも人によって受け取り方が異なることを実感し、それ自体が新たな発見につながりました。こうした体験は、単なる鑑賞ではなく「考えるきっかけ」を与えてくれるものだと感じました。
今回の活動を通して、イベントは作品そのものだけでなく、「空間・導線・発信」などすべてを含めて価値が作られていることを学びました。普段は何気なく楽しんでいるイベントも、視点を変えて見ることで多くの工夫に気づくことができ、自分自身の学びとして非常に大きな経験になりました。今後はこの経験を活かし、マーケティングや企画を考える際にも、「人がどのように感じ、行動するのか」という視点を意識していきたいと考えています。

 

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