• 2025/10/09

    石田 千尋

自社商品を選んでくれることが最大の喜び

カルビー株式会社
首都圏第二支店営業1課
石田 千尋(1期生・2024年3月卒業)
https://www.calbee.co.jp/

バイヤーとの信頼関係構築は成長の証

 

−−勤務先の事業内容を教えてください。

カルビー株式会社は、主にスナック菓子やシリアル食品の製造や販売を行っています。スナック菓子市場では50%以上、中でも「カルビー ポテトチップス」をはじめとするポテトチップス市場では70%を超えるシェアがあります。また、シリアル食品市場においてもカルビーの「フルグラ」がトップシェアを誇っています。

−−現在担当している業務を教えてください。

営業として、神奈川県や山梨県、静岡県を中心とするスーパーマーケットなどの営業活動を担当しています。担当先で新商品紹介や定番商品の販促提案を行うほか、担当企業の本部で半年に一度プレゼンする機会もあります。
そのほか、営業担当として目標売上をめざすだけではなく、自社商品以外のスナック菓子も含めた普及や盛り上げにつながる提案や紹介も大切な仕事です。これは企業理念『私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献します』を実践する活動であると同時に、シェアトップ企業としての責任だと考えています。

−−入社のきっかけを教えてください。

就職活動では、実は清涼飲料業界を志望して活動していました。そんな時、キャリアセンターでカルビーの財務経理部門で採用募集があると聞いて応募したのが最初です。しかも、それまでの就職活動では営業職を志望していたんです。

−−なぜ営業とはまったく異なる財務経理に応募しようと思ったのですか。

大学生時代に、社会人アメリカンフットボールチームの事務局を手伝っていた時に、お金の大切さや活かすことの難しさを実感する経験をしたのが大きいかもしれません。同時に、お金について考えることを苦としない自分を新たに発見したんです。それを思い出して「財務経理部門の仕事が自分に合っているかも」と考えたんです。でも、結果的に入社後最初の配属は営業になりました。

−−現在は「仕事のやりがい」をどんなところに感じていますか。

2つあって、ひとつは自社商品を食べている人や買っている人を見た時です。自社の商品を選んでくれたお客さまを見ると、本当に嬉しくてやりがいを感じます。また、店舗のお菓子売り場で迷っているお客さまを見ると、ドキドキしながら自社商品を選んでくれるかどうかを見守っています(笑)
もうひとつは、クライアント企業のバイヤーに対し、熱意を持って提案した販促企画が採用された時です。自分の想いが伝わったことを嬉しく感じ、自分ごとながらいつも感動しています。

自らの選択を正解にする努力をしよう

−−大学での学びは仕事に役立っていますか。

カルビーには、新発売商品から長年愛される成熟商品まで、多数の商品ブランドがあります。大学のゼミでブランドについて学んでいたことが、各商品ブランドの方針への理解にとても役立っています。
また、大学で数多くのプレゼン資料作成を経験してきたおかげで身についた、エクセルやパワーポイントを使って素早く「魅せる資料」を作成するスキルが役立っています。これも大学でプレゼンテーションの機会がたくさんあったおかげです。

−−大学生の間に「やって良かった」と思うことはありますか。

大学生での授業や生活の中で「気になったことを調べ尽くす」クセが身につきました。興味がわいたらすぐに調べ尽くしていたおかげで、いろいろな豆知識を知ることができました。実は、これが営業先でバイヤーとの商談時や社内コミュニケーションの際に役立つんですよ。最近役に立ったのは「猟師になるのはとても難しい」という豆知識です(笑)

−−社会人生活の中で、大学生時代の想像と違っていた点を教えてください。

営業の仕事の大変さややりがいといった仕事面は、おおむねイメージ通りでしたね。想像と違っていたのはひとり暮らし。最初は初めてのひとり暮らしにウキウキでしたが、すぐにハンバーグの作り方を母に電話で聞いてしまうほど何もできなくて…。最初は毎日自炊、洗濯、掃除をしていましたが、ようやく「忙しいときは買って済ませても良いんだ」と、自分の中で割り切れるようになりました。

−−今後の目標を教えてください。

カルビーでは初期配属後3年が経過すると、希望の部署に異動できる可能性があります。でも、私はこのまま営業の仕事を続け、一人前のセールスとして活躍できるよう成長したいですね。そして大きなクライアントを担当して、今以上に大きなやりがいを感じたいです。そして、いつか社内トップセールスの称号を獲得するのが夢です。

−−後輩たちにメッセージをひと言お願いします。

大学選びも就職活動も「自分が何を大切にしているか」を軸に動くことが大事だと思います。この軸をぶらさずにいれば、どのような選択をしても選んだものが自然と正解になっていくはずです。

(2025.8取材)

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