• 2025/10/09

    辰己 奈夏江

経営学部の先生方が人生のお手本

株式会社船井総合研究所
メディカル支援本部
辰己 奈夏江(ななえ)(1期生・2024年3月卒業)
https://funai-healthcare.funaisoken.co.jp/

整骨院や整体院の業績アップを支援

−−勤務先の事業内容を教えてください。

船井総合研究所は、日本国内の中堅・中小企業を中心に、年間6,000件以上のコンサルティング事業を展開しています。業種・テーマ別に「月次支援」、「経営研究会」を両輪で実施する独自の支援スタイルをとり、さまざまな支援を通じて、社会的価値の高いサステナグロースカンパニー(持続的成長企業)を多く創造することをめざしています。

−−現在担当している業務を教えてください。

メディカル支援本部に所属し、整骨院や整体院といった治療院に特化したコンサルタントとして、業績アップにコミットしたコンサルティング活動に取り組んでいます。お客さまは、50店舗以上の巨大治療院グループから院長ひとりで運営する個人経営の治療院まで規模はさまざま。院長の経営参謀として業務効率化から集患や増患まで、ワンストップで経営のアドバイスを行い、治療院経営を支援しています。

−−入社のきっかけを教えてください。

大学で経営やマーケティングを学ぶ中で「大学での学びを生かして、経営に近い場所で仕事をしたい」という想いがありました。同時に、大学時代にテーマパークでアルバイトをしていた経験から、「誰かを幸せにできる仕事がしたい」という気持ちも持っていました。この2つの想いを胸に就職活動をしていたところ、船井総合研究所に出会い、「私が支援先の経営者に寄り添いながら経営を支援することで、従業員や支援先のお客さまも幸せにできる」と感じ、入社を決意しました。

−−現在は「仕事のやりがい」をどんなところに感じていますか。

支援先の業績が向上して「頼んで良かった」と言われた時や、ボーナスや昇給で従業員の皆さんの笑顔が増え、意識変化が起きているのを感じた時はやりがいを感じます。また、支援開始直後に不安そうだった経営者さまから、時を経て「これは辰己さんが提案してくれたからやります」という信頼の言葉をいただけた時は大きな喜びを感じました。しかも、こうした経験を入社2年目でできていることが、さらなる充実感ややりがいにつながっています。

−−大学での学びは仕事に役立っていますか。

私にとっての人生のお手本は、経営学部で教えてくださっていた女性の先生方なんです。実際に社会に出てみて、仕事とプライベートを両立していた先生方がいかに凄いかを実感しました。そんな素晴らしいキャリアを積んできた先生方と近い距離でコミュニケーションできた環境が一番の学びであり、今の仕事のモチベーションの源泉となっています。
また、経営学部の先生方があまりにも素晴らしかったので、今では「先生方との出会いは必然で運命だったんだ」と思っています(笑)

−−大学生の間に「やって良かった」と思うことはありますか。

実践学習ですね。就職活動でも実践学習での経験談は興味を持って聞いていただけます。企業の方と一緒に商品開発に取り組んだことは、とても貴重な経験になりました。内容的にも体力的にもハードでしたが、今となっては通常授業よりも、実践学習をもっと優先して取り組めばよかったと思うくらい素晴らしいカリキュラムでした。

人生の選択肢を自由に選択できる人生をめざす

−−お仕事に関して、大学生時代の想像と違っていた点を教えてください。

経営コンサルタントの仕事については、わかっているようで実際にはわかっていなかったと実感しています。経営コンサルタントって、お客さまを前にして提案やプレゼンをするといった華やかなイメージを持っているかもしれませんが、現実は地道で細かい作業の積み重ねがほとんど。依頼先の業績アップをサポートするために、学生の皆さんが「こんな細かいことまでするんですか?」と驚くようなこと、実はたくさんやっていますよ(笑)

−−社会人生活に関して、大学生時代の想像と違っていた点を教えてください。

学生時代、社会人になると残業や休日出勤が多く、仕事に追われながら忙しい日常がずっと続くと思っていましたが、実際には多くの日が18時の定時で仕事が終わります。もちろん忙しい時期は残業もしますが、学生時代は授業後に21時までアルバイトをしていましたから、学生時代の方が忙しく働いていたように思います。リラックスする時間もありますし、大学時代にやりたかったフェイシャルエステやネイルにも定期的に通うことができています。

−−今後の目標を教えてください。

経営コンサルタントというと、将来は独立や転職を目標とする人もいますが、私はそこにこだわっていません。ただ、コンサルタントの仕事はずっと続けていきたいので、当面は自分の力だけで子どもを育てられる程度の経済的自立を獲得するのが目標です。その上で将来のライフイベントも含め、常に人生の選択肢を自由に選べる状態であり続けたいですね。

−−後輩たちにメッセージをひと言お願いします。

高校生の段階で、夢が明確じゃなくても全然大丈夫ですよ!私もそうでしたから。漫然と「幸せになりたい」、「将来は自立した女性になりたい」という気持ちを持っているなら、それらを成し遂げた先生がいる武庫川女子大学経営学部をおすすめします。

(2025.7取材)

INTERVIEWEE

ARCHIVE

入試情報

資料請求