過去問を解いて受験対策
−−武庫川女子大学の経営学部を受験しようと思った理由を教えてください。
武庫川女子大学は母の母校なんです。母からは「就職にも強いし、良い大学だよ」と聞いていました。タイミングや学力的に合えば受験してみようかな、と考えていました。
−−武庫川女子大学経営学部を受験した理由を教えてください。
まず経営学部に進学したいという想いがありました。その理由は、高校生レベルの知識ではありましたが、テレビや新聞で「流行りの商品やトレンドを生み出すのはマーケティングらしい」と知り、マーケティングを学びたいと思ったんです。それに加えて高校では英語を重点的に学んでいたので、武庫川女子大学の留学システムを活用すれば経営と英語の両方を学べると考えました。
−−武庫川女子大学経営学部受験に向けた勉強や準備したことはありますか。
一般入試の2科目型を英語と国語で受験しました。受験当時、経営学部の過去問は1年分しかなかったので、他学部の過去問も解きました。英語は自信があったのですが、長文の問題文が長いイメージがあったので時間配分には気を配りました。国語は平均点が高いので、解ける問題をミスで取りこぼすことなく確実に正解できるよう丁寧に解いていました。
MUSCの留学プログラムで大きな気づきを得た
−−入学後の学びで印象に残っていることを教えてください。
学びたかったマーケティングの授業はもちろん、それ以外の授業も興味深く学べています。ゼミでは海外企業と日本企業、それぞれの良い点やブランディング、マーケティング、経営などを比較しながら学んでいます。
−−英語を勉強するため、MUSCの留学プログラムに参加されたんですね。
実は入学前からプログラムの存在を知っていて、入学できたら参加しようと決めていました。休学せずに留学ができる上、しかも一定の英語力さえあれば希望者全員が参加できる点は、とても大きなメリットです。他大学の留学制度の中には希望しても参加できないことがあると聞きましたし、ワーキングホリデーでの留学は休学の必要がありますから。MUSCの留学プログラムはメリットが大きいと思います。
−−実際に留学プログラムに参加してみていかがでしたか。
約4カ月間の留学でしたが、楽しくて多くの学びを得られました。カリキュラムは語学と専門科目で構成され、先生は授業中、学生に対して日本語を使わない、使わせないことを徹底してくれます。専門科目の教授は最初少し早口でしたが、お願いすればゆっくり話してくれましたし、質問にも最後まで丁寧に答えてくれました。
−−現地での生活はいかがでしたか。
寮生活でしたが、現地の女子学生がレジデントアシスタント(RA)として、ご飯を食べたり遊んだりするのも含めて一緒に生活してくれるんです。彼女達とはとても仲良くなって、後日、RAの一人が来日した際は一緒に京都観光するなど、帰国後も友達関係は続いています。現地での英語学習で大きな学びを得たのはもちろんですが、そんなアメリカ人の友達ができたことも大きな収穫です。また、アメリカでの暮らしを通じて日本文化や日本製品の素晴らしさを再認識し、「日本の素晴らしさを海外に広めたい」という想いを持ちました。この留学が「将来自分がやりたいこと」を明確にしてくれたと思っています。
大学での学びや留学での経験が、就職活動にリンク
−−就職活動はいかがでしたか。
繊維素材や化学製品を取り扱う大手繊維素材メーカーへの就職が決まりました。実は卒業論文を作成するためにユニクロとZARAの経営を調査しており、各企業を調べる中でユニクロと高機能商品を共同開発した繊維素材メーカーの存在を知ったんです。就職後は、MUSCの留学プログラムで芽生えた「日本の素晴らしさを海外に広めたい」という想いを実践するべく、日本の素材メーカーらしい高機能素材を世界中に広める一助となれるよう頑張りたいですね。
−−最後に、武庫川女子大学経営学部に興味がある高校生にメッセージをお願いします。
私は4年間の大学生活で「行動することの大切さ」を学びました。武庫川女子大学経営学部は実践的な学習が多くて楽しいですし、現場での活躍経験が豊富な先生ばかりなので、将来に対するアドバイスも的確です。4年間という自由な時間の中で興味を持ったモノやコトに対しては、積極的に自分からアクションすることをおすすめします。
4年生(2024.10取材)K.M(出身校:大阪府立千里高等学校)