学びたいことが学べる大学を受験すると決意
−−武庫川女子大学の経営学部を受験しようと思った理由を教えてください。
武庫川女子大学は自宅の近くにあり、子どもの頃から知っていました。ただ、自分が通う大学として意識したのは、高校生になって受験を考えた時です。受験校を決める直前まで漫然と「国公立大学に行くのが良いかな」と思っていたので、大学入学共通テストを受験しました。
−−国公立大学の受験は考えなかったのですか?
共通テストを受験したあと、本格的に受験する大学を決める段階になっても、「この大学に行きたい!」という熱量が持てる国公立大学が見つからなかったんです。そんな時に見つけたのが、武庫川女子大学の経営学部。結局、国公立大学は受験せずに武庫川女子大学経営学部を受験することに決めました。
−−武庫川女子大学経営学部を受験すると決めた理由を教えてください。
偏差値や国公立か私立かよりも、自分がやりたいことで大学を選ぼうと考えた時「地元である西宮で地域活性化について学びたい」という想いに至ったんです。具体的には、企業経営を学ぶと同時に地域活性化の学びを得られると知ったからです。さらに、私たちが2期生という新しさも魅力でしたし、実践学習など他大学にはない学び方ができそうだったのも面白そうだと感じました。
−−受験勉強や特に準備したこと、意識したことはありますか。
受験自体は3科目型と2科目型を併願しました。3科目型は国語、数学、英語、2科目型は数学と英語にしたと記憶しています。本格的に武庫川女子大学の受験対策を始めたのは、大学入試共通テスト受験後です。赤本を購入して過去5年分ぐらい取り組みました。特定の問題やジャンルへの対策というよりも、問題の全体的な傾向やボリューム感を確認する目的で取り組みました。
自主的に行動して学びを得るという貴重な経験
−−入学後の学びで印象に残っていることを教えてください。
やはり実践学習です。高校生の私がイメージしていた大学の授業って、大講義室に大勢の学生が集まって座学を学ぶイメージだったんです。しかし実践学習は企業の現場で社員の皆さんと関わりながら学ぶのが新鮮でした。私はウォーキングイベントの企画を考え、さらに当日の運営も行いました。コースづくりのために現場を歩いて企画書を作成し、社員の皆さんにプレゼンしたのも貴重な経験になりました。
−−実践学習で得た学びの中で印象的なものを教えてください。
社員の皆さんと議論する中で、学生と社会人の考え方の違い、「事業化する」という視点や考えの深さを実感しました。またゼミでは、自分たちで考えて行動して学びを得るという一連の流れを体感したことで、主体的に学ぶことの重要性を学びました。
−−求めていた地域活性化に関する学びはいかがでしたか。
実践学習のウォーキングイベントの企画・運営もそのひとつだと思いますが、選択科目では地域活性化について学ぶ科目があって選択しました。それ以外にもマーケティングや商品開発に関する講義など、高校生の頃にイメージすらできなかった分野の講義も選択しましたが、新しい学びが満載でとても興味深く学べました。
学びも学び方も多種多様な経営学部
−−就職活動はいかがでしたか。
おかげさまで商業施設などのファシリティマネジメントを行う会社に就職が決まりました。「より多くの人々の役に立つ仕事」という観点で就職活動に取り組み、住宅業界や小売業界など、さまざまな業種の会社説明会に参加しました。
−−その会社を就職先として選んだ理由を教えてください。
商業施設などの施設管理をメインとする企業への入社を決めたのは、説明会や面接を通じて商業施設がある地域にお住まいの方はもちろん、それ以外の地域にお住まいの方々のお役に立てる仕事だと考えたからです。また、商業施設やその周辺の環境をより良くする仕事は地域への貢献に直結すると思うので、大学での学びが生かせるとも考えました。
−−最後に、武庫川女子大学経営学部に興味がある高校生にメッセージをお願いします。
武庫川女子大学経営学部は、幅広い学びが得られるのはもちろんのこと、座学の講義や現場に出る実践学習など学び方も幅広いです。さらにグループワークや発表の機会も多く、議論やプレゼン能力といった社会に出る上で必要な技術や経験が身につくのも大きな魅力だと思います。
4年生(2024.7取材)K.K(出身校:西宮市立西宮東高等学校)