• 2021/11/10

    インターンシップ

爪噛み防止マニキュア「かむピタ」を成人に拡販するための調査と提案

実践活動の目的

かむピタは本来、子供の爪噛みや指しゃぶりを治すサポートをする商品として開発され、現在はオンラインや歯科医院、小児科などで販売されている。しかし今回は、かむピタを成人の噛み癖がある人に拡販することを目的として、大人で爪を噛んでいる人がどれくらいいるのか、どうすれば、大人で爪噛み癖がある人に「かむピタ」を知ってもらえるのか、その人達はどういった商品であれば購入してくれるのか、既存の「かむピタ」では足りない部分があるのか?あるとすれば何が足りないのかなどを調査し、イロドリ様に提案する。

 

実践活動の概要

・対象者アンケートの作成・実施
・アンケートQRを掲載したポスターの作成
・ポスター設置許可の確認
・ポスター設置
・グループインタビューの台本・スライド作成
・グループインタビューリハーサル
・グループインタビュー実施
・調査報告案(スライド・台本)の作成・発表
・最終報告案(スライド・台本)の作成・発表


実践
活動での学び・発見

webアンケートの作成について、対象者(今回の場合、爪噛み癖のある成人)に特化したアンケートを作り回答してもらうのではなく、爪噛み以外の足組みや指鳴らしなどの癖がある人や、自分には癖がなくても周囲の人にはいる人など、様々な角度からの質問を考えた。対象者じゃない人の結果など必要なのかと私は思ったが、対象者ではない人からの回答でも、かむピタの拡販につながるヒントをたくさん得ることができた。アンケートを開けて爪噛みについての質問ばかりだと、爪噛み癖のない回答者が途中でやめてしまう可能性もあると教わったので、質問の順番についてもとても慎重に考えて作成した。グループインタビューについて、爪噛み癖の経験がある人を集め深堀りし、拡販につながるヒントが得られるよう実施されたが、参加者とインタビュアーが初対面であるため、話が広がらない可能性があるという問題があった。この問題に対し、インタビュアーが質問した後に回答を求める前にインタビュアー自身の考えや回答を述べることで、回答者にこちら側がどういうことを聞きたいのか十分に理解してもらえ回答しやすいのではないかとグループで話が出た為、その通り実施した。するとグループインタビュー当日、回答者から拡販の提案に必要な解答だけでなく、こちらが想像していた以上のヒントになりそうな意見や回答を得られた。アンケートにおいてもそうだが、相手側の立場になってみることがいかに重要か分かった。

振り返りと次への準備

最終報告案の発表を通して、4P分析のプロモーションを考えるのは改めて難しいなと痛感した。ターゲットの特徴に沿って提案はできたと思う。しかし、イロドリの方から広告費用の相場についてなどのお話を伺い、自分たちの案では儲けに繋がらないことを教わった。今回費用について全く考えられていなかったので、次回参加する予定のプロジェクトでは、広告費用の相場を事前に調べ、儲けについてもしっかり考えてプロモーションの提案ができるように取り組みたいと思う。

(経営学科2年生 野口万緒)

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