• 2020/12/15

    ゼミ・プロジェクト

第4回KMカフェ参加レポート 〜ゲスト:永崎裕麻さん〜

世界80カ国以上を旅した後、フィジーに移住

7月22日に『未知なるセカイと出会う! KMカフェ』というイベントに参加しました。『KMカフェ』は、社会で活躍中の方がゲストとして登場し、いろいろな話を聞かせてもらうイベントです。

第4回のテーマは『僕らの幸福論』。ゲストの永崎裕麻さんは、現在はフィジーに移住して英語を学ぶ留学生を受け入れる英語学校の校長をされています。

最初に驚いたのが、すでにフィジーに移住して14年目ということ。現在は日本とフィジー、デンマークの三拠点生活をされています。

セミナーは、まず自己紹介から。その最初に「あなたの今の幸福度を0から10の11段階で示してください」という質問からから始まってちょっとビックリしました。永崎さんは大学時代、すでに「人生はWho(妻)、Where(暮らす場所)、What(仕事)のベストを選んで決めるゲームだ」と考えていたそうです。市場価値ではなく、自分に最適なWho、Where、Whatを選ぶことを意識していたと聞き、大学生でそこまで考えていたなんて、今の私には考えられません。

大学では経営学部ながらIT企業に就職したものの、仕事のパフォーマンスが上がらず3年で退職。自分の『Where』を見つけようと2年掛けて世界一周しながら80カ国を旅し、さらに『世界青年の船』という国際交流船で国際交流を重ねたと聞いて、そのバイタリティーにビックリしました。

フィジーを移住先に決めたのは、「フィジーの人が幸せそうなのを見て、自分もフィジーに住めば幸せになれるのでは?」と考えたからだそう。今はフィジーで英語学校の校長をされています。

幸せはめざすものではなく、気づくもの

日本人とフィジー人は価値観が大きく違うらしく、日本人は「なぜフィジー人はお金がないのに幸せなのか?」と必ず聞かれるそうで、フィジー人にその話をすると、逆に「なぜ日本人はお金がないと幸せになれないと思っているのか?」と聞かれるそう。まったく考え方が逆ですね。フィジーの暮らしは「お金はないけど時間はめちゃくちゃある」と聞いて、ちょっと憧れの気持ちがわきました。

永崎さんは、フィジー人を見ていると日本人が「幸せの構成要素」だと考えている要素は間違っているのかも、と感じるそうです。その感覚をワーク形式で実感させてもらえたと思います。

私もワークにトライしてみて、自分にとっての幸せの構成要素を確認でき、改めて『自分の幸せとは?』と向き合えました。永崎さんの「幸せはめざすものではなく、気づくもの」という言葉がとても印象に残っています。

さらに『質疑応答タイム』の答えの中にも、心に響く言葉が数多くありました。特にフィジー人の幸福度が高い理由を「時間がたくさんあるから。日本人は予定を詰め込んで充実させすぎている」と答えているのを聞いて、充実が必ずしも幸せではないことにハッとしました。

最後に私たち大学生へのアドバイスとして「30歳でどうなっていたいかを考え、今を選ぶぐらいでちょうど良いと思いますよ」という言葉に、将来への不安が軽くなりました。

今回のイベントに参加して、時間、幸せ、仕事、人生に対する考え方が少し変わり、自分の未来も少し明るく考えられるようになりました。

また参加してみたいです。

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