◆ L’OREAL韓国オフィスへの訪問
韓国ゼミ旅行では、L’OREAL韓国オフィスを訪問しました。高層ビルの一部の階がオフィスとなっており、ピンクを基調とした開放的なカフェスペースや、自由に働ける雰囲気のオフィスに感動しました。社員の方々とランチをご一緒しながら、簡単な言語を教え合ったり、お互いの国の美容トレンドを共有したりする中で交流が深まりました。日本で流行している「ちゅるんメイク(みずみずしく潤いのあるメイク)」や「ウォンジョンヨ(日本で有名な韓国のメイクアップアーティスト)」が、実は韓国ではあまり知られていないと知り、神栄ゼミ一同は驚きを隠せませんでした。このような感覚のズレも、現地で雑談を交えながら直接聞いたからこそ得られた発見だったと思います。
◆ 靴下ショップ「MSMR」での特別な買い物体験
韓国で訪れた靴下ショップ「MSMR」は、単なる靴下屋さんではありませんでした。1足あたりの価格は少し高めですが、それ以上の価値を感じられるお店です。たとえば、靴下を選ぶ際に旬のフルーツ(私たちが訪れた時は苺でした)と飲み物を提供してもらえたり、いくつものデザインのラッピングボックスとおしゃれなステッカーを自由に組み合わせられたりと、まるで贈り物のように仕上げることができます。買い物というより、まるでカフェで過ごしているような体験に新鮮さを感じました。靴下を「買う」こと自体がひとつのエンタメになっていて、商品だけでなく、空間や時間の過ごし方まで丁寧にデザインされているのが印象的でした。マーケティングの講義でも題材となったお店を実際に訪れ、その世界観を体感できたのはとても貴重な経験でした。
◆ 街歩きで韓国らしさを満喫
自由時間には、みんなで街を歩きながらショッピングをしたり、屋台グルメを楽しんだりしました。コスメショップは日本とはかなり雰囲気が異なり、凝ったディスプレイによる没入感のある世界観や、フレンドリーかつ美容に関して特に丁寧な接客が、美容大国・韓国ならではだと感じました。街中にあるトッポッキやホットクの屋台にも雰囲気があり、お店の人が韓国語を教えてくれるなど、地元の人とのやりとりも楽しかったです。韓国の日常に触れることができ、街を歩くだけでも日本との違いをたくさん感じられる、刺激的な時間でした。
また、夜ご飯には先生おすすめのお店を訪れました。参鶏湯(サムゲタン)や、日本の七草の一つである“せり”がたっぷり入ったユッケビビンパなど、日本ではなかなか見かけない料理の数々に圧倒され、韓国の食文化の奥深さを実感しました。
ほかにも、歴史ある建造物や韓国ドラマの撮影場所、早朝から長蛇の列ができる人気のパン屋さんにも訪れるなど、ここには書ききれないほど多くの体験をして、本当に充実した4日間を過ごしました。
◆ メンバー同士で得た経験
今回のゼミ旅行は、ただの観光ではなく、チームで動き、気づきを共有しながら過ごせたのが良かったです。異文化の中に身を置いて得た発見は、自分一人だけでは気づけなかったことばかりでした。これからも、こうした体験をチームで活かしていけるように、柔軟な視点で物事を見て、感じて、今後のゼミ活動へとつなげていきたいと思います。
(神栄ゼミ 藤原汐音)