〇 ㈱神姫バスの運営するバスの八百屋との連携プロジェクト
山下ゼミでは、産学連携プロジェクトをおこなっている㈱神姫バスの運営するバスの八百屋の知名度向上に向けた取組をおこなっています。
神姫バスは、兵庫県姫路市を拠点に兵庫県内にバスの路線を持っており、県内のヒトやモノを繋ぐビジネスに強みがあります。こうした強みを生かし、県内の農村地域で採れた農産物を、消費力の強い阪神間で販売することで、地産地消を促進し地域間の経済循環を増やそうとアグリビジネスに取組んでいます。しかし神姫バスがアグリビジネスに取組んでいることがあまり知られていないという課題があります。そこで、私たちは「バスの八百屋」についてフィールドワークを行い、知名度向上に向けた新たな戦略を考案しています。
〇 野菜を使ったメニューを模擬店で出店
今回は、ゼミのプロジェクトの一環として、文化祭でじゃがいもを使ったチーズチヂミ屋さんの模擬店を出店することに決めました。じゃがいもチーズチヂミは、一から手作業でじゃがいもをすりおろすところからスタートしました。バスの八百屋との連携で、新鮮な野菜を使用したメニューを提供することで地元企業のPRにも繋がるのではないかと考えました。
1. プロジェクトの目的とターゲット
今回の模擬店の目的は、文化祭の来場者に満足してもらえる商品を提供しつつ、バスの八百屋の認知度を高めることでした。ターゲットは、武庫川女子大学の学生やその家族・友人、西宮周辺の学生、文化祭を訪れる一般の方々であり、手軽で食べ応えのある商品が好まれるのではないかと仮定し、商品の価格や提供方法を考えました。
2. 準備と当日の運営
文化祭初参加で不安がありましたが、販売価格を400円に設定し、150個の販売を目標としました。販売数とコストのバランスを考え、じゃがいもを仕入れ、適正な価格と利益を見込んだ設定を行いました。文化祭当日には、多くのお客様にご来店いただき、用意していたじゃがいもが売り切れてしまい、急遽追加で仕入れるほどの盛況でした!
3. 成果と分析
売上の面でも十分な結果を出すことができ、最初の不安が吹き飛ぶような大成功となりました。また、気温や天候に左右されない商品を提供することで、安定した集客ができたことも大きな学びでした。特に、手作業でのすりおろしによる「手作り感」が多くのお客様に喜ばれたと感じています。
4. 今後の課題と改善点
今回の経験を通して、実際の販売現場での臨機応変な対応の重要性を学びました。例えば、初期段階での材料の在庫管理や予測が甘かった点は、今後の課題として改善が必要です。また、人気商品の特徴やお客様の反応を元にした次回以降の販売戦略の構築も検討するべきだと感じました。
最後に、今回の模擬店運営を通じて、商品企画から販売、在庫管理、顧客対応に至るまでのプロセスを一通り経験することができ、大変貴重な学びを得ました!今後もこの経験を活かし、実践的なビジネススキルをさらに磨いていきたいと考えています!!
(3年 杉田花凜・木田ほのか・上田彩世・下地風華)