○沖縄にて2泊3日のゼミ合宿を行いました○
山下ゼミは9月9日〜11日に沖縄でゼミ合宿を行いました。 合宿の目的は、「地域資源と観光を体感的に学ぶ」「企画立案・運営の力を身につける」「チーム力を向上する」ことです。 この合宿は幹事を中心に日程を一から作成し、楽しむだけでなく、「集団としての組織マネジメント」や「タイムマネジメント」、「報告・連絡・相談の重要性」など、多くの学びが得られる機会となりました。また、先生との個人面談やグループ面談を通じて、就活の相談をしたり、今後のキャリア形成について考えたりと、自分自身としっかり向き合う有意義な時間を持ちました。
○沖縄の魅力を体感した1日目○
那覇空港に到着後、A&Wに立ち寄りハンバーガーを食べ、アメリカ文化の影響を受ける沖縄の歴史と文化に触れました。その後、全員でお揃いのORION Tシャツを着て国際通りを散策し、オリオンビール株式会社の社員の方との交流をおこないました。またシーサー作り体験やお土産店を散策し、中小商業の集積地として観光客を集める国際通りの様子を視察しました。 また、国際通りにある「ORION」という民謡居酒屋で夕食を楽しみました。皆でワイワイと民謡ライブを観ながら、モズクの天ぷらやゴーヤチャンプルーなど沖縄ならではの食材を使った料理を味わい、関西では味わうことのできない沖縄の食文化を楽しんだひと時でした。ゼミの仲間とゆっくり話す機会もありより親睦を深めることもできました。
○絆が深まった2日目○
朝食は米軍基地の目の前にあるカフェを訪れ、アサイーボウルやパンケーキを食べました。米軍関係者や外国人のお客様が多く訪れるため、客層に合わせた英語表記やメニュー展開をされていたのが印象的でした。 その後、沖縄でマリン事業を展開する企業を視察。チームに分かれてそれぞれ異なるアクティビティを体験し、その後感想を述べあい、意見交換をおこないました。 「青の洞窟」を訪れたチームは、天候の関係でシュノーケルのみの体験となりましたが、海中に広がる美しい魚たちやカクレクマノミを間近に観察しました。青の洞窟内から差し込む光の幻想的な風景に感動しました。次のチームは、3つのマリンスポーツに挑戦しました。マリンジェットで絶景スポットを巡る時間は格別でした。その後、カヤックに挑みましたが、風の影響で思うように進めず苦労し自然を活かしたアクティビティの難しさを痛感しました。スーパーマーブルでは迫力のあるスリルを体験し、体力を奪われながらも楽しい時間を過ごしました。 最後のチームは、元々予定していたパラセーリングが天候により中止となったため、地域散策に変更しました。昼食にポキ丼を食べ、沖縄でトップクラスの人気を誇る観光地の「瀬長島」にあるウミカジテラスを訪れ、コロナ禍後の観光産業の復活の兆しを目の当たりにしました。
夜はアメリカンビレッジでステーキを堪能しました。米軍施設が集中する地域の特性を生かしアメリカと沖縄の文化を融合した地域づくりがなされていました。夜のアメリカンビレッジは美しいライトアップに包まれ、特別な雰囲気を楽しむことができました。 ホテルに戻ってからは、みんなで今回のゼミ合宿を振り返りながら交流を深めました。日付が変わると、サプライズで誕生日が近いゼミ生をみんなでお祝いし、かけがえのないひと時となりました こうして2日目も思い出に残る素晴らしい時間を過ごすことができました。
○笑顔と成長で彩られた最終日○
最終日はあいにくの雨で美しい沖縄の海を眺めることはできませんでしたが、その分、仲間とゆっくり過ごす時間ができました。 朝食に沖縄の名物ポー玉を味わい、沖縄の地元の方に親しまれている独自の文化を再確認しました。続いて訪れた美ら海水族館では、沖縄ならではの海洋生物に触れ、自然への理解を深める機会となりました。 また、世界中から学生や研究者の集まる沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪れ、世界最高水準の教育・研究拠点を視察し、日本の一般的な大学との違いを目の当たりにしました。
○充実した時間と共に得た宝物○
今回の沖縄合宿では、集団行動の重要性や柔軟な対応力が試され、日常では得られない学びを多く獲得することができました。
特に、沖縄の観光は自然に関わる地域資源を活かした観光が多いため、天候に左右される状況下で柔軟で臨機応変な対応が求められます。メンバー全員が主体的に協力して行動し、リーダーシップやコミュニケーション力の向上を実感できる合宿となりました。
また、個人面談やグループ面談を通じて、自己分析を深め、自分の就職活動やキャリア形成における軸を再確認する貴重な時間を得ることができました。
合宿から帰った後の最初の授業では、改めて合宿の振り返りを実施しました。ここでは、合宿幹事の学生が進行役を務め、合宿を通じて得た学びや気づき、良かった点、そして改善点についてディスカッションを行いました。参加者全員が意見を出し合うことで、チームとしての成長を確認し、今後に向けた具体的な行動計画を考える貴重な機会となりました。
このプロセスを通じて、自己反省だけでなく、他者との協働による相乗効果の重要性を再認識しました。 今回の合宿の経験を通じ、チームワークの大切さや、柔軟かつ前向きに状況を捉える姿勢がいかに重要かを改めて実感しました。限られた時間と環境の中での計画実行力、そして周囲と連携する力を身につけられたことは、今後のビジネスシーンで必ず生かせる大きな成長になったと強く実感しています。
(3年 遠藤桃・清水愛夏・安田美波)