• 2026/03/02

    留学・海外研修

言語の壁の向こうで見えたもの

I.Y

本学の留学プログラムを通して、私はアメリカ・ワシントン州スポケーンで4か月間を過ごした。留学を決めた理由は、英語力を高めたいという思いと、異文化の中で自分を試してみたいと感じたからだ。しかし出発前は、授業も日常生活もすべて英語という環境に、不安の方が大きかったのを今でも覚えている。

実際に留学が始まると、授業は想像以上にスピードが速く、最初は言語の壁に何度もぶつかった。内容が十分理解できず、悔しさを感じることもあったが、分からないままにせず教員に質問したり、アドバイザーに相談したりする中で、少しずつ授業についていけるようになった。三教科を担当してくださった教員はいずれも親切で、学生一人ひとりを大切にしてくださり、その支えが心強かった。授業中のディスカッションでは、自分の考えを英語で伝える難しさを強く感じた。思うように言葉が出てこないということも多かったが、相手の意見に耳を傾けながら考えを整理し、伝え方を工夫する経験を重ねるうちに、少しずつ自信がついていった。帰国後、外国人に対して臆せず話せるようになったのは、この積み重ねのおかげだと感じている。ゴンザガ大学の教授の授業では、英語で経済・財務・会計を学ぶという貴重な経験を得た。授業外でも、英語のニュースを日常的に聴くなど、日本語に頼らない環境を意識して生活した。昼食をともにしながら教員と話せるオフィスアワーにも積極的に参加し、学びの場が教室の外にも広がっていることを実感した。また、学校のジムで出会ったマネージャーとの何気ない会話や、ダウンタウンやレストランでの体験を通して、アメリカのオープンなコミュニケーションに触れることができた。

ホームステイ先での生活も忘れられない経験である。ホストファミリーとの会話はすべて英語で、最初は自分の気持ちをうまく伝えられず戸惑うこともあったが、共に過ごす時間の中で少しずつ距離が縮まっていった。価値観の違いに悩む場面もあったが、相手の立場を考えながら向き合うことで、異文化の中で生活する姿勢を身につけることができた。

この留学を通して学んだのは、語学力以上に『自分から動くこと』の大切さである。質問する勇気や、相手に伝えようとする姿勢が、新しい学びや出会いにつながることを実感した。今後は、この経験を大学での学びやグループワークに活かし、自ら考え行動できる学生として、成長していきたい。

 

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