R.Y
私は以前から海外に興味があり、いつか留学してみたいと考えていました。ただ、留学前は単位取得や就職活動への影響、安全性についての不安がありました。しかし、このプログラムはそうした心配を払拭できる内容であり、安心して参加を決意しました。
留学中、特に印象に残った点が二つあります。
一つ目は文化の違いです。授業中や外出時に新たな発見がたくさんありました。授業では、生徒が先生からお菓子やステッカーをもらう場面があったり、先生が頻繁に「質問はありませんか?」と声をかけてくれる光景が印象的でした。最初はお互いに慣れない雰囲気で、私はもちろん皆発言や質問に消極的でしたが、時間が経つにつれ交流が深まり、活発に意見を交わすようになりました。
また、アメリカの街では、店員と客が日常会話を楽しむなど知らない人同士でもフレンドリーにコミュニケーションを取る姿をよく目にしました。実際に私もバスに乗っているときに「武庫川の子?」と話しかけられることが度々ありました。こうした経験は日本ではなかなか得られない、貴重なものだと感じています。
二つ目は今回初めてホームステイを体験したことです。最初にホストファミリーと対面したときは緊張してうまく話せませんでしたが、帰る頃には会話が楽しくなり、自分から積極的に話せるようになりました。この短期間で自分の英語力が確実に向上していることを実感しました。
ホームステイ中は一緒に買い物をしたり、お菓子作りを楽しんだりしました。また、日本食をホストファミリーに振る舞い、喜んでもらえたときはとても嬉しく、良い思い出となりました。特に印象深かったのは、ホストファミリーの友人が夕食時に訪れ、一緒に食事をしながらゲームを楽しんだことです。初対面にもかかわらずとてもフレンドリーで、たくさん話すことができ、楽しいひとときを過ごしました。
この留学を通じて、たくさんの人と出会い、考え方が大きく変わりました。留学というと「英語力の向上」を目的にする方が多いと思いますが、今回のアメリカ分校での経験では、英語力だけでなく日本とアメリカの文化や考え方の違いを学び、人間としても成長できる貴重な時間を過ごすことができました。
留学を迷っている方には、ぜひこのような経験を通じて新しい世界に触れてみてほしいと思います。