キャリアインカレ2020の概要と目的
キャリアインカレ2020は、株式会社マイナビ MY FUTURE CAMPUSが主催・運営する、企業の「リアル課題」を題材にした大学生学年不問型のビジネスコンテストです。今回はエーザイ、生命保険協会、セコム、ディーエイチシー(DHC)、フェリカネットワークスの5社から出題される企業テーマの中から一つを選び、2〜4人のチームでテーマにチャレンジします。書類審査・プレゼンテーション動画審査・準決勝大会を経て各企業の代表チームを選出し、決勝大会でNo.1を決める本格的なビジネスコンテストです。
目的は「課題解決型学習」×「企業のリアル課題」を通して、①「答えのない問い」との向き合い方を知ること、②チームでのプロジェクト遂行スキルを学ぶこと、③産業・企業の仕組みを知ること、④様々なアウトプットの手法を学び、実践することです。
活動の概要
9月18日、初回オリエンテーションとアイデア出しの体験会、チームに分かれてのミーティングを行いました。その後は活動終了の11月下旬まで、毎週金曜日の2限目に定例のミーティングを行い、一週間の間に各自が考えたアイデアをまとめていきました。キャリアインカレ出場者向けにアイデアサポート動画が配信されており、実際に課題解決策を考えたことのない私たちは動画を視聴することでアイデアの出し方や注意点などを学んでいきました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、頻繁にチームで集まることができない状況でのアイデア出しや企画書作成は想像以上に難しかったのですが、Zoomなどを駆使して定期的に話し合っていきました。10月23日には、マイナビの担当者の方々に中間発表を行い、アドバイスを頂きました。それからは各自が企画書の作成を行い、一つにまとめる作業を行いました。企画書作成と同時にプレゼンテーション用のスライド作成にも取り掛かり、活動も大詰めになっていきました。11月27日には、経営学部に設置されている様々な機器を使用してプレゼンテーション動画を撮影しました。
選んだ企業テーマ、提案した企画の概要
私たちのチーム(小谷・末廣・宮下・横矢)は、フェリカネットワークスの「『スマホをかざして電子マネー』を大学生に普及させるアイディアを提案せよ!」を、もう一つのチーム(岡崎・成田・馬上)は、ディーエイチシー(DHC)の「若者が健康で美しくあるためのサブスクリプションサービスをヒットさせよ!」を選び、企画を検討していきました。
私たちは、フェリカネットワークスがクレジットカード事業に参入して学生向けクレジットカードを発行することを主としたアイデアを企画しました。また、SNSを使ったPR方法と学生向けのキャンペーンの実施も併せて提案しました。
活動を通しての学び・発見・振り返り
キャリアインカレ2020を終え、多くのことを学びました。まずはチームワークです。私のチームは4人で活動を行いました。意見がなかなかまとまらず苦労もしましたが、それぞれの良い意見をまとめつつ、1つの大きなアイデアを完成させることができました。
次に課題発見のための洞察力の大切さと難しさです。企業のテーマから課題を読み取ること、そしてその課題を解決するためのアイデアが通用するのか、既存のものではないかなどを考えていく過程が非常に大変だと感じたと同時に、必要不可欠なことであると知りました。
新たな発見もありました。それは自分自身に大会に出場するほどの力が十分になかったことです。書類審査の結果、プレゼンテーション動画提出までのステップを踏むことはできませんでした。それにより、自身の課題発見能力や洞察力、アイデア力が不十分であることがわかりました。
授業を通して得ることは沢山ありますが、学外での実践活動は学内での学びを応用することができますし、様々な人との関わりを通して多くのことを学ぶことができます。キャリアインカレ2020への参加は貴重な経験となりました。
(経営学科1年 横矢 瑠夏)