幅広い分野の学びを求めて経営学部へ

−−武庫川女子大学の経営学部を受験しようと思った理由を教えてください。

武庫川女子大学のことは、姉といとこが教育学部を卒業しているので知っていました。教育実習などで忙しそうでしたが、とても楽しい大学生活を送っているのを憧れの目で見ていました。だから武庫川女子大学ならしっかり学べるし、楽しい大学生生活を送れることは知っていたんです（笑）

−−経営学部を受験した理由を教えてください。

ちょうど自分が受験生になる1年前に新たに経営学部ができたんです。受験生当時はまだ、姉やいとこほどやりたいことが明確ではありませんでした。教育学部に進んで教員免許の取得も考えましたが、まだ教員がやりたい仕事なのかどうかがわからず、教育学部を受験するか迷っていました。すると高校の先生が「同じ武庫川女子大学の経営学部なら、幅広い分野について学べると思う。きっと学んでいるうちに何を学びたいか、どんな仕事に就きたいかが見えてくるよ」とアドバイスしてくださり、経営学部を受験することにしました。

−−受験勉強や特に準備したこと、意識したことはありますか。

一般推薦を国語と英語で受験しました。受験対策は、主に過去問を解きながら問題の傾向などを確認しました。さらに、各問題の時間配分はもちろんのこと、自分にとって絶対に得点すべき問題とチャレンジすべき問題の割合、チャレンジ問題にどのぐらい時間を掛けられるかなども事前にイメージしました。

英語以上に自己成長できた短期留学

−−入学後の学びで印象に残っていることを教えてください。

アパレルショップでアルバイトをしていたので、ファッション・アパレル業態論の授業はブランド戦略やeコマース、企業経営も絡めた学びで興味深く学べました。ほかにも商品戦略やマーケティング、消費者行動などのジャンルの授業が面白かったです。特に、消費者行動は経営学部の授業で初めて知った学びで、「幅広い分野の学びが得られる」という高校の先生の言葉通りでした。

−−施設など、ハード面で印象に残っているものはありますか。

やはり経営学部の校舎です。受験生の時から「この校舎で学んだらモチベーション上がるだろうな」と思っていました（笑）。1階と2階は全学生が使えるのですが、3階以上は経営学部の学生専用のエリアです。授業終了後はよく校舎内に残ってレポート作成などをしていました。Wi-Fiもコンセントもあるし、申請すればパソコンも借りることができるんですよ。

−−授業以外でも大学内にいる時間が長かったんですね。

アルバイトの合間に大学まで戻ってレポート作成することも結構ありました。他大学の友達は、街中のカフェやファーストフード店で試験勉強やレポート作成をしていましたが、私はもっぱら経営学部の校舎1階にあるカフェで飲み物を購入して、3階で勉強していました。

−−授業以外の活動というと、MUSCの短期留学に参加されましたね。

MUSCでの経験は英語力向上に役立ちましたが、それ以上にコミュニケーション能力向上や自発的に発言したり行動する力が身についたと思います。人間力の部分が大きく成長する機会になりました。

きっと自分の居場所や未来が見つかる

−−就職活動はどうでしたか。

おかげさまで、菓子専門商社に内定をいただきました。就職活動を始めた当初から、大好きなアパレル業界と同じぐらい商社にも興味がありました。それでも会社説明会は多種多様な業種の説明会に参加して、「自分が本当にやりたい仕事はどんなものか」をずっと考えていました。そして導き出した答えが「より多くの人に関わる仕事がしたい」というものでした。お菓子を通じてより多くの人々の人生に関わることができるんじゃないかと考え、菓子専門商社への就職を決めました。

−−最後に、武庫川女子大学経営学部に興味がある高校生にメッセージをお願いします。

今やりたいことが決まっていなくても、大学で学びを深めるうちに、自分の居場所や未来の方向性が必ず見つかります。私も周囲の人々のおかげで進むべき道を見つけられました。あと、どんな時も「やるかやらないか迷ったら、とにかくやってみる」ことが大事だと思います。何かしら行動すれば必ず得るものがありますから。そして一人で抱え込まずに、いろいろな人の意見を聞いて参考にしましょう。聞けることは聞き、最後の判断を自分自身ですることが大切です。ぜひ武庫川女子大学経営学部で学んで、自分のやりたいことを見つけてくださいね。

4年生（2024.7取材）A.T（出身校：兵庫県立御影高等学校）