モロゾフ株式会社
マーケティング本部 商品企画部
有馬 鈴葉(1期生・2024年3月卒業)
https://www.morozoff.co.jp/
伝統と変革を大切にする企業姿勢に感動して入社

−−勤務先の事業内容を教えてください。
モロゾフ株式会社は、1931年に神戸トアロードのチョコレートショップからスタートしました。日本でいち早くバレンタイン文化を広めたことでも知られている洋菓子メーカーです。現在は、チョコレート、プリン、チーズケーキなど、さまざまな洋菓子の製造販売を行っています。全国の百貨店や駅ビルでの店舗展開、さらにはカフェ・レストラン事業を通じ、日常のひとときから特別なギフトまで、彩りある豊かなライフスタイルをご提案しています。
−−現在担当している業務を教えてください。
主に焼き菓子やフローズンスイーツの商品企画を担当しています。
商品企画は、商品の「設計図」を作る役割を担います。社内外の関係者と連携しながら新商品の開発や既存商品の改良を進めるのが主な業務となります。
具体的な業務としては、担当する商品について、自社商品や他社商品の分析を行って課題を見つけ、売上向上につながる企画案を作成します。そして企画案が通れば、関連部署や協力企業と連携しながら、生産や商品デザイン、販売促進にも関わり、商品化に向けて取り組みます。無事に商品の販売を開始できた後も売れ行きやお客さまの声を確認しながら、次の商品企画案に反映していきます。担当する商品に、最初から最後まで寄り添い続けるのが私の仕事だと言えるかもしれません。
−−入社のきっかけを教えてください。
就職活動を始めた当初は、業界や企業規模に関係なく「企画の仕事がしたい」という思いを軸にして活動していました。お菓子業界に興味を持ったのは、ゼミの先生のアドバイスがきっかけです。就活サイトで「モロゾフ」の文字を見た時に、祖父母がチョコレートを贈ってくれた思い出などが蘇ってきました。ふと振り返れば、大切な思い出の中に「モロゾフ」の存在があったことに気づき、興味を持ちました。
入社の決め手は、先輩社員交流会で「モロゾフは歴史のある企業ですが、マーケティングは時代に合わせて変化していますよ」というお話をうかがった時です。マーケティングが時代に合わせて変化することは大学で学んでいたので、歴史がありながらも新しいことにチャレンジする企業姿勢に心を動かされ、「絶対ここで働きたい!」と思いました。
−−実際に入社してみていかがですか。
ずっとやりたかった商品企画部に配属されただけでも驚きだったのですが、担当商品の説明を受けた際に、その商品の担当者は私だけだと知り、さらに驚きました。今振り返ると「企画担当は自分ひとり」という現実への戸惑いや「歴史あるブランドを傷つけてしまわないだろうか」、「モロゾフの強みをきちんと商品企画に反映できるだろうか」という不安から、大きなプレッシャーを感じていました。大学やゼミではチームで取り組む機会がとても多かったので、ひとりで担当すると聞いて、言葉にならない不安があったのかもしれません。
実際には、先輩や上司、他部署の社員の方々と意見を出し合ったりアドバイスをいただいたりしながら「チーム」として動いていくので、ひとりで悩む必要はありませんでした。ですが、歴史あるブランドの商品を任される責任の大きさを考えると、今でも良い意味でのプレッシャーは感じています。この緊張感を良い商品づくりに活かしていきたいです。
−−現在は「仕事のやりがい」をどんなところに感じていますか。
やはり、自分が企画を担当した商品について、SNSでお客さまが褒めてくださる投稿を見たり、行列に並んでまで購入してくださるお客さまの姿を見た時は、「お客さまにもっと良い商品をご提供できるよう頑張ろう」と思うと同時にやりがいを感じます。
経営学部で学んだ『顧客視点』が仕事の土台

担当商品のひとつ「ファヤージュ」
−−経営学部での学びは仕事に役立っていますか。
企業と関わりながら取り組む実践学習やゼミでは、チームで議論して内容をまとめ、それを発表する経験がとても多かったんです。現在の仕事では、その経験がとても役立っています。さらに、企画という仕事柄、顧客視点の大切さや自社の強みを活かすこと、ターゲットやコンセプトを明確化し、一貫性をもたせることなど、マーケティングの基礎知識が求められます。経営学部でこうした知識をしっかり学べたことが、今の仕事に取り組む上での土台になっています。
また、企画担当として広報資料を確認する機会があるのですが、興味を持って履修した広報関連の授業で学んだことが役に立っています。実務に活かせる授業が多い経営学部で学ぶことができて良かったと実感しています。
−−大学生時代にやっておいてよかったな、と思うことはありますか。
大学生活はかなり忙しかったにもかかわらず、頑張って勉強しておいて良かったな、と思います(笑)。毎週レポート作成やプレゼンに加え、ゼミで数多くのプロジェクト参加や週5〜7日のアルバイトなど、本当に充実していました。もちろん大学生と社会人では「忙しさ」の質が異なるのですが、それでも多忙な日々を過ごしていた経験が、社会人として忙しい毎日に対応する力になっていると感じます。
−−今後の目標を教えてください。
大学でマーケティングを学んだ経験を活かしながら、お客さまに笑顔をお届けする気持ちを大切にし、「美味しさ」に加えた魅力的な「体験価値」を提供し続けたいです。
また、社員自身が商品やブランドの一番のファンになり、その愛着がお客さまの満足度や企業の成長につながっていく…そんなインターナルマーケティングの視点も大切にしながら、長く愛される人気商品を生み出し、企業価値やブランド価値の向上に貢献できる人になりたいです。
−−後輩たちにメッセージをひと言お願いします。
経営学部は講義のインプットだけではなく、実践学習やゼミといったアウトプットの機会がたくさんあります。このアウトプットの機会こそが、自分自身の成長やスキルアップにプラスに働いてくれます。すべての先生が魅力的で、自身のキャリアデザインを考える上でとても参考になりますよ。
経営学部は自分の未来の可能性を最大限に広げられる場所です。充実した学生生活の日々を楽しみながら、将来やりたいこと、自身のキャリアデザインを描いてくれたら、私も嬉しいです。
(2026.7取材)

