新設の経営学部であることが決め手に
−−武庫川女子大学の経営学部を受験しようと思った理由を教えてください。
武庫川女子大学経営学部の受験を決めたのは、将来は家業を継ぐ上で必要となる「経営」について学びたいと考えていたからです。しかも、武庫川女子大学の経営学部は新設だったので、学部の1期生として大学生活を過ごすのが楽しそうに思えて、受験することを決めました。
−−経営学部であること以外に、受験を決めたポイントはありましたか。
大学生になったら、いろいろな企業でインターンシップのような形で働いてみたいと考えていたんです。なぜなら、学生の間にいろいろな企業を見て、家業を継いだ時の参考にしたいという思いがあったので。経営学部の実践学習は、インターンシップとしての研修先の企業を自分で探すのではなく大学側が提供してくれると考えれば、普通のインターンシップよりも良い企業で学べるんじゃないかという考えもありました。しかも単位がもらえると書いてあって「これは!」と思いましたね(笑)
−−受験勉強で特に準備したこと、意識したことはありますか。
武庫川女子大学は2科目型の一般受験で受験しました。2科目なので、国語と数学を選択しました。そう私、理系で英語が苦手なんです(笑)。武庫女受験の対策は、直前に赤本で数学の過去問だけは解きました。とにかく得意の数学でできるだけ点数を稼いで、国語は平均点ぐらいを狙うという作戦で試験に臨みました。
家業を継ぐのに必要な学びを得られた
−−入学後の学びで印象に残っていることを教えてください。
家業を継ぐ上で必要な経営に関する学びを得たいという思いで入学したので、マーケティングや簿記、社会心理など、いろいろな学問から経営について学べたのは本当に良かったです。社会心理学がマーケティングと関わりがあることを知るなど、知らないことをたくさん知ることができました。
−−特に印象に残っている学びはありましたか。
やはり実践学習ですね。アンケートを作って回答を集めたり、インタビューをして分析したり、特定のターゲット層を深掘りして調べたり考えるなど、貴重な体験ができました。しかも、実際に企業担当者の皆さまからうかがった課題を解決するための一環として取り組めたことで、すべての経験がリアルでした。あと、さまざまな授業の中で、意外に楽しかった授業が簿記。さまざまな計算をするのが楽しくて、改めて自分は理系脳なんだな、と実感しました(笑)
−−施設などハード面で印象に残っていることはありますか。
経営学部の校舎は新しくて、大学っぽくないのが好きです。日中は、太陽の光が校舎内にたくさん入ってきて気持ち良いですし、校舎内の空間が広いので窮屈な感じが一切しません。あと、校舎内をエスカレーターで移動できるので、急いでいる時は本当に助かります。
にぎわいを創出し、地域活性化に貢献したい
−−就職活動はどうでしたか。
無事に鉄道会社系の不動産関連会社に内定をいただいています。ゼミで地域を盛りあげるツアーを作るなど、地域活性化について学んでいく中でまちづくりについて考えるようになり、就職活動ではまちづくりに関わるジャンルの企業をターゲットに就職活動を行っていました。
−−将来の目標はありますか。
就職する会社は鉄道系の不動産関連会社なので、駅周辺や駅改札内などの「場」に賑わいを創出することで、まちづくりや活性化に貢献したいと考えています。賑わいを生み出すような施設や店舗の誘致、さらには場を盛り上げる仕掛けの企画や実現に取り組んでみたいですね。
−−最後に、武庫川女子大学経営学部に興味がある高校生にメッセージをお願いします。
大学受験までのタイミングでやりたいことが明確じゃなくても、自分がやりたいことを新たに見つけられるのが武庫川女子大学経営学部です。入学時点では持ち合わせていなかった視点を新たに身につけられる授業やゼミ、実践学習がたくさんありますから、きっとやりたいことや将来の目標が見つけられると思いますよ。
4年生(2024.2取材)M.I(出身校:奈良県立奈良高等学校)