FAQ

よくあるご質問

公務員試験情報全般

最近、耳にする人物重視の採用試験とはどういった試験なのでしょうか。

人物重視の採用試験は、民間型採用試験と言い換えることができます。従来型の公務員試験は、筆記試験重視でしたが、近年、就活としての公務員試験が注目され、一般企業を目指している人も公務員試験が受験できるように制度改正が次々となされております。具体的には、一般企業で課されるSPI3などの適性試験を筆記試験の代わりに採用し、面接試験のウエイトを高める試験が人物重視試験となります。

具体的には、どこの自治体が一般企業と両立可能な人物型採用試験になりますか。

例えば、近畿圏の自治体でいうと、神戸市、西宮市、尼崎市、宝塚市、芦屋市、伊丹市、姫路市、明石市、洲本市、加古川市、西脇市、淡路市、南あわじ市、加東市、大阪府、大阪市、豊中市、高槻市、茨木市、吹田市、摂津市、箕面市、東大阪市、池田市、枚方市、八尾市、寝屋川市、岸和田市、松原市、京都府、京都市、宇治市、福知山市、舞鶴市、亀岡市、奈良県、奈良市、生駒市、橿原市、大和高田市、大和郡山市、和歌山市、有田市、滋賀県、大津市、彦根市、守山市など、枚挙にいとまがありません。

公務員試験は筆記重視のイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。

近年の傾向は、筆記重視から人物重視に変わってきておりますね。具体的には面接試験の配点比率が高まり、筆記試験の配点比率が低下しています。特に、地方公務員の採用試験、とりわけ、都道府県職員や政令市職員にその傾向が強く反映されております。

1次対策(筆記試験)

いつから公務員試験を開始すれば間に合うでしょうか。

志望先によって、勉強を開始する時期は大きく変わってくることになります。いわゆる人物型(民間型)採用試験であれば、3年生の12月頃、場合によっては4年生になっても十分に間に合います。ただし、一般企業との両立を検討されている場合は、なるべく早期の対策が望ましいでしょう。また、教養試験と専門試験を受験する国家公務員や一部の地方公務員試験は、なるべく早期に開始する必要があります。3年生の夏からでも時間を十分にとれるのであれば、間に合いますが、本人の状況(アルバイトやゼミ、課外活動の状況など)に大きく依存するので、一概には言えないところです。なお、大半の自治体で必要となる教養試験のみの自治体試験であれば、3年生の10月あたりの開始でも十分に対策時間がとれます。詳細はグリットナビ担当教員まで個別相談をして下さい。

地方公務員の採用試験における競争倍率は公開されていますか。

地方公務員は自治体によって、異なりますが、厳密なデータ(1次、2次、3次試験における受験者数など)が公開されていることはあまりありません。平均的にいうと、1次試験(筆記試験)の倍率は、2、3倍程度で、通常の対策やグリットナビの授業で筆記試験は十分に対応可能です。

国家公務員の採用試験における競争倍率は公開されていますか。

人事院管轄の国家公務員試験は申込者を公開していますが、実際の受験者数は公開されていないので、厳密なデータは不明です。ただ、情報公開制度を利用し、受験者数を調べて計算すると、1次試験(筆記試験)の倍率は2倍弱程度なので、地方公務員の2、3倍程度と大きく変わることはありません。

2次対策

面接試験ではどのような点が評価されますか。また、一般企業との違いはどのような点にありますか。

面接試験のみでいうと、両者とも人物評価という観点より大差はなく、基本的に同様な対策が必要となります。一般企業であれ、公務員であれ、何か特殊な人に誇れる経験が必要ということではなく、学生時代に自分なりに打ち込んだことから学んだ経験を自分の言葉で話していけば正当に評価されます。評価とは、学生の皆さんが取り組んできた活動内容(事実)と自らの活動に対する価値づけが必要になりますので、前者の活動内容はアルバイトでもサークルでも学業(ゼミ活動など)でも、どのようなことでも評価対象になると考えて下さい。仮に成功体験ではなく、失敗体験であったとしても、現在の自分の成長につながる学び、教訓があり、それが業務につながる内容であれば、高く評価されます。要は自分の意志で取り組んだ結果、何らかの成果があれば問題ありません(取り組みの高尚さは問われないということです)。

その他学習上の相談内容

同じ公務員でも地方公務員よりも、国家公務員の採用試験の方が難しいイメージがあります。やはり国家公務員は難易度が高い試験なのでしょうか。

一概に比較はできませんが、職種により難易度は変わってくることになります。国家総合職以外の国家系の採用試験でいうと、業務領域の違いで受験を検討することが重要で、難易度で受験を検討する必要はまったくありません。むしろ、地方公務員の方が面接回数が多く、バリエーション(個別面接、集団面接、グループワーク、論作文など)も多くなる傾向があるので、面接試験試験対策が非常に重要になります。

現状、公務員試験に挑戦したいのですが、授業やアルバイトで公務員試験対策に時間が確保できない状況です。やはり、一般企業の就活に専念し、諦めるべきでしょうか。

学年によってもアドバイスは変わりますが、例えば、多くの科目を学習する公務員試験において、範囲が最も広く、合否を分ける科目である「数的処理」から取り組んでみるといいと思います。後は文章理解の英文も重要です。できる範囲で重要科目を学習していくといいでしょう。特に数的処理を学んでおくと、SPI試験もカバーできるので、最重要必須科目から始めてみて下さい。